「お店をつくったら、次はまちをつくりたくなりました」
数年前まで福岡でデザインの仕事をしていた杉川明寛さん、真弓さん夫妻。二人が奥様の地元・霧島市牧園町で営む「きりん商店」は、コミュニケーションを大切にするお店です。 「お客さんには必ずお茶とお茶請けを出し、おしゃべりをします。こういう時間と商品で最終的には霧島を好きになってもらいたい」と明寛さん。自分たちが儲かることより、みんなで幸せになることを目指しているそうです。
話題は近隣との関係性についても。移住直後の二人が気をつけたのは、田舎を受け入れる姿勢でした。地元を置き去りにせず、価値観を押し付けないのが地域に溶け込む一つの方法だといいます。
何より心に残ったのは、本当に幸せそうなご家族の姿。思わず「夫婦円満の秘訣は?」と聞いてしまうのは無理もありません。
みんなの感想
販売スタイルや考え方を聞いていると、店内の商品の見方が変わってきます。商品のインパクトや品質だけではなく、あの場所であの2人が販売しているからこそ紡がれるものがあるのだなと思いました。
移住後の周囲との関係づくりの大切さは重要なメッセージだと思いました。価値観を押し付けず、大事なとこと以外は受け入れ、まずはこちらから好きになる姿勢は大きな学びとなりました。